PB-4

引き伸ばしレンズをマイクロレンズとして再利用、開眼してから探し求めていたPB-4(ベローズアタッチメント)がようやく手に入りました。(ほれぼれする作りです)
とくにFUJINON-EP135mmをAPS-Cフォーマットカメラに使用すると35mm換算で実写角200mmの望遠マイクロになります。しかし引き伸ばしレンズと開発されているので「フォーカス感(ボケ)描写が今イチ物足りない」とJMさんもおっしゃっているとおり自分も感じました。それなら逆に浅い被写体深度を深くすることを求めようとしましたが,デジには「回析」というやっかいな現象もあり、絞り込みをすればするほど影響がでてくる。銀塩時代ではf22.32,45,64,90なんて当たり前だった絞り込み簡単に選択できない。でもって アオリ付きベローズを選びました。
スゥイングとスライドのムーブメントしかありませんが立て位置にすればティルトにもなります。
光軸はズレるがスライドを利用してタイリングもやってみようとか悦にいって自分なりに選択をしたのですが、どうやら昔っから引き伸ばしレンズをPB-4で利用されている方々がいっぱいいらっしゃるようで・・・自分なんか、超初心者ってことになりますね。(苦笑)
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接写でf16まで絞っても前後にピンは来ない。そこでティルトのアオリで深度を稼ぎました。
(D2X FUJINON-EP 1:5.6/135 f16+PB-4アオリ付き)(被写体はSU-800)

ちなみにこんな感じのワークフローです。
このシステムも購入してから気づいたのですが一つ欠点がありました。D2Xで使用するにはバッテリーグリップとトップの出っ張りがPK-13程度のリングをかませないと装着できないのです。そのために135mmで裕に無限がでると思われたことができない。もっともこれで風景撮ろうとも思わないので諦めてはいますが・・・
PB-4_a0049142_112197.jpg

by toshi5702 | 2006-06-20 11:02